雨宿り

2014年06月22日(日)09 : 57 : 34
胡麻塩頭の短髪虎狩り、色あせて埃っぽい上下と汚れたスニーカーの
年齢不詳のおじさんが店頭を通り過ぎて、
思い出したように店内を振り返り、店長と目が合うとうれしそうに、
広瀬隆の「赤い盾」読んだか?と店に入ってきた。
(この本の内容は他へ譲る)
そしてロスチャイルドや橋下徹の事や政治を話してくれた。
来客が重なり、また来るわ と出て行った。
それから三日続いて来店し、政治などを語る。
頭がよいが、根が気弱そうで、人への非難が多く提案がない。
話の間を捉えて年や仕事や家族の事などを聞いてみたが、
あまり話したくないジャンルらしい。
67歳、元運転手、現在年金暮で一人身という、くらいが聞けた。
政治や世界覇権などの事を面白く聞きながら、
この方の人生を思い測る。
行儀のよい方でお客様の来店があるとひっそりと消える。

この方に、もう少し覇気の感じられた5、6年前に
証明写真をお撮りして、冒頭の「赤い盾」の話を聞いたのだろうと思う。
それから相当な年月を経て、話を継ぎに来るとは面白い。

あまり関連の無い話ではあるが、ふと
子供の頃玄関の軒で見たおじさんを思い出した。
それは突然の雨の日、炭の粉を敷いたバットに
濡らした体をまんべんなく転がしたような
頭のてっぺんからつま先まで真っ黒なおじさんが
玄関で雨宿りをして、目だけが真っ白に光っていた。
(この表現、全く大げさではない)
子供の感で、優しげで、怖いおじさんには思えなかった。
おじさんの横を通り過ぎ家に入って、
母へその事を話した途端、母は脱兎と飛び出して行った。

回想はもう少しありますが
少し胃が痛いし、
これから店(写真屋)を開けますので・・・
次回へ ^^;

ほんだらまた。

ベルメゾンネット
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Comment
Re: タイトルなし
まーさん

一年間お疲れさまでした。
次の一年もゆるりと続けられる事を楽しみにしております。

いつも細かくお読み解きいただき恐縮です。
ほんとうに、ドラマかもしれませんね。
一人ひとり来店する方の人生をひも解けば素敵な
ドキュメンタリーが成り立つかもしれません。

そうか真っ黒な事も気になりますね!
母の行動は何となく分かるかなと思っていました。
出来るだけ早く更新しますね。
でも 「ツクモリ坂」の由来? から書き出すと・・
やっぱりもっと後か、何度かに分かれそうです^^;
お店という空間には、実に様々な方々が去来するものですね。大袈裟でなく、毎日がまるでドラマのようだと感じます。
ワタクシも記事を読みながら、件のおじさんの生活や背景について、色々想像を巡らせました。

全身真っ黒とはいかなる理由からか?お母様の行動の意味は?
続きが気になります。
Re: No title
どうも、こんにちは
もう少ししてからコンビニのスパゲティーを食べようかと思うくらい回復しました。
朝マックのチキンクリスぷとアイスコーヒーが丸々残っていますが。
ご心配、ありがとう。

続き気になりますか?!
母の事は、というか身内の事はあまり書きたくないですね、
まして、良い話になると、絶対嫌なんですけど・・
たまには供養になるかもしれませんね ^^;

頑張って書きます。
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