その目

2014年07月06日(日)12 : 05 : 20
1雨宿り
2上神谷街道(にわだにかいどう)

の続き

母が跳び出したのは
傘を貸そうと思ったからだけど、
おじさんはもういなかった。
雨の中へ跳び出したんだろうか?!
私はおじさんと目を合わせた事を少々後悔した。
知らぬ顔で通り過ぎていれば
母が傘を渡す事ができたかもしれない。

後日談。
数年して母は他界するが
思わぬ参列者の人数に仰天しながら
私は頭を下げていた。
その中の一人のおじさんと目があって  
軒下で合わせた目を思い出した。
参列者のおじさんは黒くはなかったが、
あの時の真っ黒なおじさんと同じ人だと確信した。

おじさんの 煤を落とした素顔 を見たのはこれっきりで、
母とおじさんとのつながりも分からないままである。
特につながりはなかったのかもしれないが、
外面のよい母らしいと思えた。  

ほんだらまた。
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Comment
恐縮です
あら ^^;
褒められちゃいました e-278

西城様 ご出版おめでとうございます (^O^)
ベストセラーになりますようお祈りいたします!

アスペルガーの方や家族の方
それを隠して生活されている方
もしかしてと感じられてる方
日々お客様と接している中で
この時代多くいらっしゃるような気がします。
ご本が役立ちますように願います。

コメントに大きなご評価、汗顔の至り
ありがとうございます。
No title
文章が洗練されていて、凄くうまい!と思います。
Re: No title
どうでしょう・・?
著名な鋳物作家になってたりして(^O^)
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